2000.11.27
■ミミガーとは豚の耳の皮のことです。沖縄では豚のあらゆる部分を食材として利用します。この耳皮の料理は多分沖縄独特のものでしょう。耳皮といっても耳そのものを調理するので、その中にある軟骨も一緒に食べることになりますが、これが、コリコリとして美味しいのです。
ミミガーの料理法には、ポン酢やドレッシングをかけてサラダ風にするか、ピーナッツバターとお味噌で和えるものがあります。この中で一番美味しい「ピーナッツ味噌和え」に挑戦してみましょう。

■ミミガーは最近では大きなお肉屋さんて手にはいるようです。沖縄では、湯がいて薄くスライスした物をスーパーでも売っていますので簡単に調理する事が出来ます。左の写真はスライスされたミミガーです。

まず、4人分の材料です。
@ミミガー 100g前後
Aキュウリ 1/3本
B(モヤシ少々)
Cピーナッツバター 大さじ4
D味噌(何でも良) 大さじ2−3
E味醂 適量
Fカツオだし汁 適量

■作り方です。
@大きいままの耳の場合、表面を火であぶり毛を綺麗に焼いて、水で良く洗います。
A鍋にお湯を沸かし、そのミミガーを2時間ほど茹で、ザルニあげて水で冷まします。
Bそれを薄くスライスします。
(すでにスライスされたミミガーの場合は、軽く湯通しして水にさらします)
Cキュウリは千切りにしておきます。モヤシは入れても入れなくても良いのですが、入れる場合は、湯がいておきましょう)
<ピーナッツ味噌を作ります。>
Dピーナッツバターとお味噌を合わせ、カツオだし汁を少しづつ入れて柔らかく混ぜ合わせます。そこへ、適量の味醂を入れて混ぜ、味を見ながら甘みを付けます。甘みの適量は個人差がありますので、少しづつ入れていきます。我が家では砂糖を使うこともあります。
合わせたピーナッツ味噌は堅過ぎず柔らか過ぎず
という具合です。ちょっと堅いなと思ったら、カツオだしで調整しましょう。
E出来上がったピーナッツ味噌に、ミミガーとキュウリ(モヤシ)を入れ、混ぜ合わせます。

これで「ミミガーのピーナッツ味噌和え」の出来上がりです!
●それでは盛り付けてみましょう。
キュウリの千切りを上に載せてみました。小鉢などに一人分づつ盛り分け、前菜風に出すと絵になりますね。ピーナッツの風味と軟骨のコリコリとした食感がたまらない一品です。

どうぞ一度お試しあれ!

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