■冬瓜・・・冬の瓜と書いて「とうがん」と呼びます。この瓜科の野菜は大きいもので長さ50cm、横幅30cmにもなり、とても重量のあるものです。この冬瓜は沖縄独自の野菜ではないと思うのですが、他府県ではあまり見かけません。まして、一般の食材として取り扱われているのを聞いたことがありません。何故でしょうか?淡泊な味ながら、料理法によってはとても美味しいものです。今後、いくつかの調理法をご紹介してみようと思いますが、手始めに、簡単でなおかつ上品なお味の「おつゆ」を作ってみます。
これは料理名を何というのか分かりませんが、いわゆる「沖縄料理」ではありませんのでそのつもりで(笑)・・。
■まずは材料から。
@冬瓜を適当に A花カツオたくさん B塩少々 C片栗粉
 

■作り方でーす。
@冬瓜を適当な大きさに切り分けます。





A冬瓜の皮を剥いて5cm角ほどに切ります。






Bお鍋にお湯を沸騰させ、思いっきりたくさんの花カツオを入れて、煮出します。料理の鉄人風に、カツオの出汁を作ります。






C花カツオが煮だったら、一度こし器で濾して、花カツオを取り除きます。そうすると美味しそうなカツオだしが出来ました。
Dそこへ塩をひとつまみ入れて味を整えます。化学調味料をひと振り入れますと味が引き立ちますが、なるべく化学調味料は使用したくありません。その代わりに醤油をちょっと垂らしてみるのも手ですね。我が家では塩味だけです・・・・。



Eそこへ、Aの冬瓜を入れ煮込みます。







F冬瓜が柔らかくなったら、再度花かつおを手のひらほど、パラパラと入れます。(Cで十分にカツオだしが出ていますのでこれは好みで入れてください。)

G一度味見をして、再度味を整えてください。


Hそこへ、水で溶いた片栗粉を入れてとろみを付けます。

一煮立ちして、出来上がりです。





■さあ、出来上がりです。

小振りのドンブリに入れてみました。

すごくさっぱりして、カツオ出汁の上品な味わいに仕上がりました。冬瓜自体にはほとんど味がありませんので出汁の味がしみこんで、とても美味しいです。

これは、カツオが命のお料理です。簡単で美味しく実にヘルシーな一品です。是非お試しを・・・。
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