■「へちま」・・・沖縄では「なーべーらー」といいます。本土ではほとんど食べない食材です。どんな野菜かといいますと、キュウリのような、瓜のような・・・・そんな夏野菜です。本土で見るものは乾燥させて中の繊維をたわし風に利用するようなものですが、なんのなんの、これはれっきとした野菜なのですぞ!! 味はほとんどキュウリのようにさっぱりとした味で、イメージ的にはキュウリを料理したものと思えば良いでしょう。沖縄の庶民料理の一つです。是非お試しを・・・・。

この「へちま」料理はこの夏、多くの方々からリクエストをいただいております。有り難うございました・・・・。怖いもの見たさのリクエスト・・・・?夏にぴったり!!


【へちまの味噌炒め】をつくります。
■それでは材料から。
@へちま1本(およそ250g−300g、長さ25cm前後)
A木綿濾し豆腐 好みで半分から1丁
B合わせ味噌 大さじ2(好みでその前後)
C鰹出汁(市販の出汁の素で200ccほど作っておきます)、鰹節
D砂糖少々
Eサラダ油少々


■それでは作り方です。
@へちまの表皮を剥きましょう。
A表皮を剥いたら、3cm幅ほどに乱切りします。

B豆腐・・・本当は沖縄の「島豆腐」のような堅めの豆腐がよいのですが、とりあえず木綿濾しの豆腐で代用します。その豆腐を適当にサイコロ状に切っておきましょう。
Cお鍋にサラダ油を敷いて火にかけ、Aのへちまを軽く炒めます。

沖縄の「島豆腐」を使う場合はこの時点で一緒に炒めますが、木綿濾し豆腐では、仕上げの時点で入れるようにしてみましょう。
Dそこへ、あらかじめ作っておいた鰹出汁と味噌大さじ2と砂糖小さじ1ほどを入れて、煮込むような炒めるような・・・そんな感じです。砂糖は好みで入れたり、入れなかったりご自由に。
最後にお豆腐を入れて、火が通ったところで出来上がりでーす。


味噌で炒めるのは、「へちま」はキュウリを炒めたり煮込んだりしたときと同じような青臭さが少しあるためです。味噌で調理することによっておいしくなります。
■早速お皿に盛りつけましょう。
好みで、上に鰹節を載せてみてください。どうです?これが「なーべーらー」つまり「へちま」の味噌炒めです。

さあー、お召し上がりを!! いかがですか?
へちまのイメージが変わりましたか?

一度怖いもの見たさで挑戦してみてくださいね。
ひょっとして、病みつきになるかも・・・・。

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