「サーターアンダギー」・・・。すっかり有名になってしまった沖縄のお菓子です。琉球王朝時代に中国からの使者を歓待したときのメニューの中でデザート的に作られたものだと、何かの本で読んだ記憶があります。今でもいろいろな行事やお祝い事にも出てきます。そんな伝統的なカステラ風のお菓子です。お年寄りのいる家庭では、必要な材料を揃えて作るようですが、ほとんどの一般家庭では、市販の「サーターアンダギーミックス」という、卵と溶かしバターを入れるだけで簡単に作れる「専用粉」で作っているようです。今回はその専用粉を用いて作ってみましょう。 「サーターアンダギー」とは、サーター=砂糖、アンダ=油、アギー=揚げる・・・つまり、「砂糖が入った油で揚げたもの」という意味です。簡単に言うと「砂糖入り揚げ菓子」ということですね。 ●この「サーターアンダギー」のレシピは、多くの方からリクエストをいただきました。有り難うございました。 |
■市販の「サーターアンダギー専用粉」にはオーソドックスな「サーターアンダギーミックス」と黒糖入りの「黒糖アンダギーミックス」、沖縄特産の紅芋が入った「紅芋サーターアンダギーの素」の3種類があります。それぞれ持ち味があり、材料を揃えて一から作るのとほとんど同じものが出来上がります。 |
■材料です。 今回は「黒糖アンダギーミックス」を使用してみました。 @「黒糖アンダギーミックス」1袋(500g) A卵3個 B溶かしバター、または溶かしマーガリン、またはサラダ油 大さじ2 | ||
■それでは作り方です。 @専用粉をボールに入れておきます。写真は300gほど使用しました。 | ||
A卵をボールに入れて・・・・(ここでは粉を300g用意しましたので卵を2個にしました) B泡立て器で軽く泡立てます。 | ||
Cそこへ、@の粉を入れ、「溶かしバター」または「溶かしマーガリン」を入れて、しゃもじなどで粉気が無くなるまでよーく混ぜ合わせます。サラダ油を代用しても結構です。 | ||
Dこのようにねばねばの固まりになりました。 これを大スプーンなどを使ってピンポン玉の大きさに丸めて・・・・、 *このときに大スプーンを一つづつ両手に持って、片方でピンポン玉ほどを取り、もう片方で丸めながら油の中に落としていくようにしますと、きれいにしかも手を汚さずに出来ます) | ||
E油を140−150度程度に熱し、そこへDを丸めて入れていきます。 *油に入れた時点で、少し形を整えるようにすると良いでしょう。 *油は熱しすぎますと、表面は良い色に揚がっているのに中は半生・・と言うことがあります。くれぐれも低い温度でじっくり揚げましょう。」だいたいこの辺でいいかな」と思ったら、竹串・・なければ箸をすーっと刺してみて、その先にネバーっとしたものが付いていなければOKです。 | ||
■さあー、出来上がりでーす!! 失敗しなくて良かった良かった!! 表面に割れ目が入りカリカリになって、中は柔らかい「サーターアンダギー」が出来上がりましたねー。早速食べてみましょう・・・。 うーん、程良い上品な甘さの「サーターアンダギー」に仕上がっています。どちらかというと、ドーナッツに近い味と歯触りですね。 お子さまのおやつにいかがですか? | |
●お料理をなさる方へ。 専用粉ではなく、一から材料を揃えて作る場合は、ドーナッツを作る要領で「小麦粉」「砂糖」「脱脂粉乳」「油脂」「ベーキングパウダー」「食塩」「卵」「バター」などをご用意していただいて、お作りください。 |